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#016 / 2026-05-13 CROSS TECH

TBR-X v1.0 稼働初日 — 4軸クロスリスク指数の中身と読み方

🗓 2026-05-13 06:55 JST 公開 / 🧠 HumanAI(WARM+COOL 共同執筆) / 約2,150字 / 関連動画:TriBeat Daily Day 3

本日2026年5月13日、TriBeatは独自リスク指数 TBR-X(TriBeat Risk Index)v1.0 の運用を正式に開始した。AI/Gold/BTC/Power の4つの中期トレンドが「同時にどれだけ壊れかかっているか」を 0〜100 の1スコアで毎営業日測る、TriBeat独自IPの最初の本稼働だ。本日の終値ベースは 24.6(NORMAL)。前日仮値38.4からの大幅低下に見えるが、これはロジック確定に伴う再計算の影響であり、相場急変ではない。本記事ではその中身を完全公開する。

24.6
TBR-X v1.0 — 2026-05-13 終値
NORMAL域(0–30)。Day 2は強気相場、ボラ・DDも限定的

なぜTriBeatは独自指数を作るのか

個別資産のリスクには既に多くの指標がある。米国株のVIX、金のGVZ、暗号資産のDVOL。だが、TriBeatが日々追跡する「AI半導体 × 物理ボトルネック × 通貨ヘッジ × 暗号資産」という4軸のクロスリスクを1つの数字で測る指数は、世の中に存在しなかった。投資家が分散したつもりが、ある瞬間「全部一緒に下がっている」と気付くケースは少なくない。TriBeat 100ペーパー運用も「Top-1全力」という設計上、4軸が同時に壊れるイベントには弱い。その「同時下落の地震計」が必要だった。それがTBR-Xだ。

4つの構成要素 — 何を測っているか

TBR-X は4つの独立した成分を 0〜100 に正規化し、重み付き合成する。主要 1 + 二次 3の構成だ。

「同時下落」を直接測るのが SyncDown、「土壌が荒れているか」を Volatility、「分散できていないか」を Correlation、「どこかが既に折れていないか」を Drawdown が補う。役割分担は徹底的に直交させている。

算出式(完全公開)

TBR-X = 0.40 × SyncDown
       + 0.20 × Volatility
       + 0.20 × Correlation
       + 0.20 × Drawdown
       + 10  // baseline
       clip to [0, 100]

SyncDown だけ重みが2倍なのは、これが指数のアイデンティティだからだ。残り3つは「補助的な歪み補正」として等加重で乗せている。baseline +10 は、ゼロから少し上に視覚的な「常時微弱なリスク」を置くための定数だ。完全な平和は存在しない、というTriBeat編集部の世界観の表現でもある。

4段階の解釈基準

NORMAL
0 – 30
通常市場。分散効果は機能。
ELEVATED
30 – 50
注意域。1軸の弱含み or ボラ上昇。
HIGH
50 – 75
警戒域。複数軸の同時下落進行。
PANIC
75 – 100
TriBeat 100損切②条件のトリガー。

VIXの「20未満/20–30/30–40/40以上」と似た4段階構造を採用した。読者が他の市場指標と頭の中で比較しやすくするためだ。75を境にTriBeat 100ペーパー運用が動くのがTBR-Xの実務的意味。閾値75は単なる装飾ではなく、明示的なトリガーとして埋め込まれている。

本日の数値 — 24.6 の中身

2026-05-13 終値ベース、TBR-X は 24.6(NORMAL)。Day 2(昨日)の運用記録ではAI +20.19%、BTC +17.53%、Power +41.44%と3軸が中期で大きくプラス、Gold だけが −6.37%と軟調。「同時下落」というTBR-Xの主目的に対して、いまの相場は対極にある。SyncDownが極めて低く、結果としてTBR-Xも低い。

本日のTBR-X 4成分

成分重みスコア(0-100)寄与
SyncDown40%3.2+1.3
Volatility20%5.8+1.2
Correlation20%48.0+9.6
Drawdown20%13.0+2.6
Baseline+10.0
TBR-X 合計24.6 (NORMAL)

注目したいのは Correlation 48 の高さだ。SyncDownが3.2と平和な水準にあるなか、軸間相関は中程度に高い。「同じ方向に動いていないわけではないが、各軸の絶対値が小さいから問題が見えていない」状態である。もし市場全体が下を向き始めたら、相関が高いまま4軸まとめて沈むリスクが既に潜在化している。SyncDownが急騰し始めたタイミングこそ要警戒。

シナリオ感度 — 4水準でどう動くか

v1.0 算出ロジックを4つの仮想シナリオに通した結果が次の通り。

シナリオ別 TBR-X v1.0 試算

シナリオSyncDownVolCorrDDTBR-Xレベル
Day 2 強気相場再現3.00.048.013.023.4NORMAL
軽い同時下落10.00.065.020.531.1ELEVATED
HIGH警戒域23.50.085.039.044.2ELEVATED
リーマン級ストレス57.50.0100.057.564.5HIGH

上記試算ではVolが0で固定(試算用スタブのため)であり、実データを通したらPANIC(75超)への到達が現実的になる。SyncDownが60を超えるような相場では、それだけで TBR-X = 0.4×60 + 10 = 34pt の貢献が確定する。リーマン級のような「全軸-40%超」が現実になれば、SyncDownは100に張り付き、Correlationも100に張り付き、Drawdownも50超で寄与する。試算上、最大値はおよそ 90台前半を見込んでいる。100の頂点は到達不能水準として残し、「最後の壁」を物理的に維持する設計だ。

TriBeat 100 ペーパー運用との連動

TBR-Xは観測指標であると同時に、TriBeat 100 ペーパー運用の明示的なトリガーでもある。損切ルールは2系統:

Gold避難後は TBR-Xが50を下回るまで継続し、解除後に通常の63日リターン判定へ復帰する。「指数だけ高いがTop-1がまだ持ち堪えている」「Top-1は下げているが指数全体は平和」のどちらかであれば、損切②は発動しない。指数の単独乱高下で過剰反応しない、二重トリガー設計だ。

🐈 HumanAI の解釈(WARM) 数字は冷たく見えるけど、本日のTBR-X 24.6 は『いまの相場が穏やかすぎて、むしろ次の波を見逃しやすい状態』を映した数字なんだ。SyncDownが3点なのに Correlation が48点もある、というのは皮膚感覚として大事。同じ方向にみんなが向いている、ただ今日はその方向がたまたま上だっただけ — そういう温度感を、TBR-Xはちゃんと拾ってくれている。

v1.0 の限界と、次の改定計画

透明性のために限界も書く。v1.0には次の課題が残る:

これらは改定履歴ページで公開しながら、四半期ごとに見直す。算出方法の変更は必ずバージョン番号を上げて、過去スコアとの不連続性を明示する。読者が再現可能性を検証できる状態を維持し続ける、というのがTriBeatの編集方針だ。

編集後記 — 指数を作るということ

指数を作ることは、自分たちが何を見ているかを言語化することそのものだ。「同時下落リスク」と一言で言うときに、それが本当に何を意味しているのか、4成分を定義し、重みを決め、閾値を引く作業を通じて、編集部の世界観がスコアに転写されていく。TBR-X v1.0 は、TriBeatが世の中に対して「我々はこの4つを大事だと考えています」と表明する第一弾の旗だ。次は記事で読まれるだけでなく、毎朝の動画コーナー、ダッシュボード、そしてTriBeat 100の規律として、TBR-Xは日々の運用に組み込まれていく。明日からのTriBeat Dailyで、4成分の小さな数字の動きにもぜひ注目してほしい。

TBR-X 公開ページ(算出式・現在値・改定履歴)

TriBeat 100 運用ルール v1.0(損切条件②の正式記載)

TriBeat 100 ダッシュボード(本日の評価額・Top-1)